診療科ごとの特徴や仕事内容について
患者さんにとって身近な存在である内科は、看護師の需要も高い診療科です。内科の看護師は、採血、注射といった医療行為や診察の補助を行います。
処置の難易度はそこまで高くありませんが、患者さんへの全体的なケアや病状、医薬品の説明などといったコミュニケーション力が求められる仕事です。一口に内科といっても、呼吸器内科、循環器内科などの幅広い分野を扱っているため、業務内容は多岐にわたります。
一方、外科は勉強意欲が高い看護師から人気が高い診療科と言われています。中でも、先端医療を扱う総合病院では勉強会への参加が必須になるほど高い技術が必要であり、看護師が学べることは多いです。また患者さんの入れ替わりが激しく、忙しい診療科ではありますが、スキルアップの機会が豊富にあり、達成感とやりがいを求める方に適しています。
また、整形外科も内科に次いで需要が高い診療科です。医師以外に理学療法士や作業療法士と連携して治療を進めることが多くなるため、チームワークが大切になります。患者さんが回復する様子を実感しやすく、死亡事例が少ないことも特徴です。
その他、子供好きな人に最適な診療科としては、産婦人科が挙げられます。分娩は助産師の仕事となり、あまり直接的に出産には関わりません。基本的に診察の補助や出産後の授乳、沐浴などが看護師の主な仕事になります。生命の誕生という貴重な場に携わることができますが、死産や中絶などのつらい場にも立ち会わなければならないため、精神的なタフさも求められます。...